ジクウノユガミ

17歳ころの同級生の彼氏が


車を買ったのでドライブに誘われた


深夜のためバイパスから少し入った


県民の森の下を走る国道


車の調子がおかしくなり


バッテリーもあがり鉄の箱になった


同級生の彼氏が公衆電話まで100メートルの先に歩いて行った


中古車だしねと同級生と話していたが


おはやしの音もないのに浴衣姿の町人がぞろぞろ通っていく


近くでお祭りあったんだねと残念がる同級生の彼女


違和感もなく車の窓からお祭り人をぼんやり眺めてた


彼氏が戻りジャフが来るまで車内待機


さっきのお祭り人の話になり、、、


彼氏からは見えなかったと


道路沿いの公衆電話で人は一人も通らなかったと


彼女と彼氏は痴話げんかとなった


私は気づいてた


その日はお盆の入日で


通り過ぎたと思われる町人は


車高の低い車掌から下半身しか見えて無かったこと


浴衣の生地が全員白地で不自然だったこと


鈴の音と話し声は今も


耳に残ってる













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